お問い合わせ お問い合わせ 画像

天井から広がるおしゃれ空間!下がり天井のメリットやおすすめの取り入れ場所について

天井から広がるおしゃれ空間!下がり天井のメリットやおすすめの取り入れ場所について

最近の住宅では、大空間化するLDKやシンプルな寝室など、空間にメリハリをつける工夫が求められています。そんな中、天井の高低差を取り入れたデザインが注目されており、視覚的なアクセントとなる下がり天井は、おしゃれなインテリア雑誌やSNSでもよく見かけます。デザイン性を高めるだけでなく、実用的なメリットも多くあります。

今回は、下がり天井を取り入れるメリットやリフォーム時に知っておきたい注意点などについてご紹介します。

下がり天井のメリット

下がり天井とは、天井の一部を通常より低くする建築手法のことです。本来は梁や排気ダクト、配管などを隠して空間をすっきり見せるために用いられますが、最近ではデザイン性を高める目的で取り入れられることも増えています。
こちらでは、下がり天井を取り入れることで得られるメリットについてご紹介します。

空間に自然なメリハリをつける

下がり天井を取り入れると、広い空間でも壁や家具で完全に仕切らなくても、やわらかく別空間を感じられるメリハリを作ることができます。LDKのような仕切りのない大空間では、天井の高さを部分的に変えるだけで空間に締まりが生まれ、アクセントとしての効果も期待できます。天井や床、壁の素材を工夫することで、見えない区切りをつくりながら居心地の良い大空間を演出することが可能です。

おしゃれで印象的な空間を演出できる

下がり天井を取り入れると、空間全体のデザイン性をぐっと高めることができます。段差をつけることで素材や色を切り替えられ、通常の天井部分とのコントラストを楽しめるほか、間接照明などを組み込めば立体感や印象的な雰囲気を演出できます。面積の限られた部分でも大胆なデザインが取り入れやすく、好きなテイストを自由に反映させることで、個性あふれる空間に仕上げることが可能です。

ダクトの存在感を抑えてすっきり見せる

下がり天井を取り入れると、キッチンの排気ダクトの凹凸を自然に隠すことができます。通常の天井高では、レンジフードの種類や設置位置によってダクトが露出してしまうことがありますが、天井の高さを部分的に下げることで、圧迫感を抑えつつスマートに隠すことが可能です。キッチン全体、もしくは設備周辺だけを下げるなど工夫することで、デザイン性を損なわずにすっきりと見せることができます。

下がり天井のデメリット

下がり天井にはデザイン性やメリットがある一方で、天井が低くなることで窮屈に感じることがあり、家具の購入や搬入にも注意が必要です。メリットとデメリットの両方を把握しておくことが大切です。

圧迫感を感じやすい

もともと天井高が低い住まいでは、下がり天井を設置すると圧迫感を感じやすくなる場合があります。そのため、最低でも約2.1mの高さを確保するのが理想です。一方で、下がり天井は工夫次第で空間を広く見せるデザインアクセントとして取り入れることも可能です。取り入れる場所や色、素材などによって印象を変えられるため、さまざまな施工例を参考にしながら、自宅に合った下がり天井のイメージを固めることが大切です。

掃除に手間がかかる

天井の段差や下がり部分、素材の凹凸によってはホコリがたまりやすく、フラットな天井に比べて掃除の手間が増えます。手の届かない高さになることも多いため、脚立やいすを用意したうえで、角度調節や伸縮が可能なハンディーモップなどを活用すると効率よく掃除できます。間接照明や装飾板などがある場合は、その裏側や隙間の掃除も必要です。定期的な清掃が難しい場合は、掃除しやすい素材や天井のレイアウトに工夫したり、凹凸のある装飾は差し色などで代用したりすると、手入れの負担を軽減できます。

家具の設置が難しい場合も

天井が低くなる場所では、思い描いていた家具の設置が難しくなることがあります。特にキッチンで下がり天井を採用する場合は、食器棚や冷蔵庫の配置に注意が必要です。後悔しないためにも、どの場所に下がり天井を取り入れるかを事前にしっかり確認しておきましょう。

下がり天井を取り入れるおすすめの場所

下がり天井を設けるなら、どの場所が向いているのでしょうか。採用に適した空間を5つご紹介します。

キッチン

キッチンは下がり天井を取り入れやすい場所で、リビングやダイニングとの空間を壁で仕切らずにゾーン分けできるため、広さを保ちながらメリハリを演出できます。天井を低くすることで隣接する空間がより高く感じられ、アイランドキッチンの配管やダクトも下がり天井内に収めることですっきりと隠せます。さらに、リビング側に向けた間接照明を設置すれば、柔らかな光が空間に高級感をプラスしてくれるでしょう。

リビング

リビングの中央部分を思い切って下がり天井にすることで、空間にメリハリが生まれ、おしゃれな雰囲気を演出できます。広いリビングだからこそ天井の高さの変化が際立ち、開放感や空間的な広がりを感じさせる効果も期待できます。また、直線的なデザインでスタイリッシュに、カーブを取り入れることでエレガントに、と下がり天井の形によって部屋の印象を自在に変えることができ、インテリアのアクセントとしても最適です。

和室

和室は自然と視線が低くなるため、少し低めの天井が落ち着ける空間を演出します。そのため、和室は下がり天井を取り入れるのに適しており、座ってくつろぐ日本独特の空間におこもり感や心地よさをもたらします。床材と同じ木材を使ったり、木目のアクセントクロスを取り入れることで、落ち着きながらもおしゃれな雰囲気を作ることができます。

寝室

寝室に落ち着きと安らぎを求めるなら、下がり天井と間接照明の組み合わせがおすすめです。天井を適度に低くすることで、まるで包まれているような安心感が生まれ、ゆったりと休むことができます。枕元やベッド上の天井だけを下げたり、広めの主寝室ではベッド周りを下がり天井にするなど工夫すると、間接照明の柔らかな光が心地よく広がります。こうした演出で、眠る前の時間も落ち着いた雰囲気の中で過ごせる空間になります。

玄関

玄関の天井に一部下がり天井を設けることで、空間に奥行きや立体感を演出できます。間接照明を組み合わせれば、柔らかな光が玄関全体を包み込む上品で洗練された雰囲気に仕上げることが可能です。マンションのエントランスでもよく取り入れられており、下がり天井と照明の組み合わせでおしゃれで印象的な空間づくりが実現されています。さらに、玄関の一部にアクセントとして設置することで、収納や靴箱との調和も取りやすく、機能性とデザイン性を両立させることができます。

まとめ

下がり天井をキッチンに取り入れると、壁を立てずに空間をやんわりと区切れ、間延びした印象を防ぐことができます。また、露出しやすい排気ダクトをデザインの一部としておしゃれに隠せる点も魅力です。標準仕様ではないことが多く、追加費用や通常の天井より掃除の手間がかかる点には注意が必要ですが、シンプルで洗練されたキッチンを作る選択肢として有効です。天井高とのバランスや素材・色の選び方を工夫すれば、圧迫感を避けつつ手軽におしゃれな空間を演出できます。メリット・デメリットを理解した上で、最も効果的な場所に取り入れることがポイントです。

快適なキッチンで料理も暮らしもスマートに!パントリーのメリットや注意点について
Warning: Undefined variable $next_title in /home/re-vite/dha.co.jp/public_html/enlife.dha.co.jp/pager.php on line 9
コラム一覧に戻る