安心な住まいへ!リフォームで出来る防犯対策について
- リフォーム豆知識

最近、連続強盗事件が増えていることから、防犯対策の見直す考えている人が多いのではないでしょうか。空き巣や窃盗被害に遭わないためには、侵入されにくい家作りが必要不可欠です。実際、空き巣は家に侵入するのに5分以上かかると諦めると言われています。そのため、家の安全を守るためには、窓ガラスを破られないようにすることや、玄関から侵入されないように対策を講じることが重要です。
今回は、暮らしの安全を守る、防犯性を高めるリフォームついてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
狙われやすい自宅とは
どのような家が狙われやすいのか、特徴や環境はどのようなものがあるのか、確認していきましょう。
自宅の周辺に人が少ない
空き巣犯は、目撃者や妨害者が少ない環境で犯行を行うことを好みます。周囲に人がいない家は、犯人にとって侵入が容易であり、リスクも低いため狙われやすくなります。また、そういった家は防犯対策が甘くなる傾向があり、犯人はそれを見越して侵入を試みることが多いです。一方で、人通りが多く、防犯意識が高い地域に住むことが、空き巣被害を防ぐための効果的な予防策となります。
家や樹木などで死角が多い
家の周囲に死角が多い場合、監視が難しくなり、危険な状況が生まれます。特に、樹木や高い塀が家の周りにあると、視界が遮られてしまい、侵入者を発見しにくくなります。これらの障害物があると、防犯設備を整えたり警戒を強化したりすることが難しくなり、犯人にとっては侵入しやすい環境が整ってしまいます。
街灯などの明かりが少ない
街灯などの照明が不足している場所では、夜になると視界が非常に悪くなります。このような場所では、周囲がほとんど見えなくなり、侵入者は家の周りの影や暗がりに身を隠すことが容易になります。暗闇を利用することで、侵入者は住宅に忍び込む際、誰にも気づかれずに行動できるため、侵入しやすくなります。また、明かりが少ないと、住人や近隣の人々が異常に気づくことが難しくなるため、犯人にとっては非常に有利な状況を作り出してしまうのです。
防犯対策に有効なリフォーム
こちらでは、防犯対策に有効なリフォームについてご紹介します。
窓を防犯ガラスに変える
一戸建て住宅の侵入経路で60%以上が窓からの侵入です。無施錠の窓からの侵入が多いですが、次に多いのがガラス破りです。ガラスを割ってクレセント錠を回して開ける手口が一般的です。防犯ガラスは、2枚のガラスの間に中間膜があり、割れにくく、侵入に時間がかかります。空き巣は侵入に時間がかかる窓を避けるため、こうした窓は効果的な対策となります。また、二重窓やシャッターも犯人に侵入をためらわせる効果があり、防犯におすすめです。
防犯カメラを設置する
防犯カメラを取り付けることで、犯罪が発生した際に証拠となる映像を記録できるだけでなく、犯罪そのものを未然に防ぐ効果も期待できます。泥棒にとって、防犯カメラが設置されている家は、すでに防犯対策が整っていると感じられ、侵入のターゲットとして避けられることが多くなります。
センサーライトを設置する
センサーライトは屋外に取り付けると、周囲の動きや不審者を感知して自動で光ります。このライトを設置することで、怪しい人物が近づいた時に明るく照らされ、周囲に警告を発することができます。また、泥棒などにとっては突然の明かりが侵入を思いとどまらせる抑止力となり、犯罪の予防にも役立ちます。
安全性の高い鍵に交換する
築年数が古い物件にに使われている鍵は、ピッキング犯によって簡単に開けられてしまうことが多いです。鍵をより安全性の高いものに交換することが推奨されます。空き巣は、侵入に時間がかかると判断すると、すぐに諦めて他の家を狙うことが多いため、時間がかからない鍵を選ぶことが重要です。
日常から気を付けたい防犯対策
こちらでは、リフォームと合わせて気を付けることで、より防犯効果を高められる防犯対策についてご紹介します。
こまめに鍵をかけるように心がける
最も多く見られる侵入手段は「施錠忘れ」であり、これが原因となるケースはおおよそ半数を占めていると言われています。ちょっとした外出であっても、例えばゴミを出しに行く時や近くのコンビニに買い物に行く際など、短い時間でも必ず施錠をする習慣を身につけましょう。少しの油断が大きな被害につながることがありますので、外出する際は毎回しっかりと確認することが大切です。
窓の近くに物を置かない
窓の近くに足場となる物(例えば、エアコンの室外機やその他の家具など)が置かれていると、それが泥棒にとって侵入の手助けとなり、容易に家に入り込める場所と見なされてしまいます。侵入を防ぐためには、窓周辺にそのような物が置かれていないか定期的にチェックし、必要があれば移動させることが重要です。これにより、侵入のリスクを大幅に減らすことができ、安全性を高めることができます。
家の敷地内に死角を作らない
家の敷地内に死角が存在すると、泥棒にとって非常に有利な状況となります。死角があることで、ガラスを破って侵入する際などに周囲の目を気にすることなく行動できるためです。特に、窓や玄関といった侵入経路になりやすい場所が道路から見えにくい場合、死角となっている物を取り除いたり、視界を遮らないよう工夫することが重要です。もしどうしても死角を完全に排除できない場合は、センサーライトや防犯カメラの設置を検討し、犯罪の抑止に繋げましょう。
まとめ
空き巣や押し入り強盗など、最近は自宅や実家でひとり暮らしをしている家族の安全が脅かされる事件が増えています。こうした状況を踏まえ、家族の安心を守るための対策を今一度見直してみるのはいかがでしょうか。特に、窓や玄関ドアなどの侵入経路を強化するために、ガラス破りに強い防犯ガラスや、ピッキングやサムターン回しを防げる高性能な玄関ドアにリフォームすることが有効です。防犯リフォームを実施することで、家の貴重品だけでなく、家族や自分自身の命を守ることにもつながります。