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雨の日も安心!ベランダ防水リフォームが必要なサインと種類について

雨の日も安心!ベランダ防水リフォームが必要なサインと種類について

ベランダやテラスなどの屋外スペースは、雨水の影響を受けやすく、そのまま放置すると浸食や漏水の原因になります。防水対策をしっかり行うことで、建物の劣化を防ぎ、住まいの快適さと安全性を保つことができます。費用面が気になる方も多いですが、将来的なトラブルや修繕費を抑える意味でも、早めの対策が大切です。

今回は、ベランダ防水リフォームが必要なサインと種類についてご紹介します。

ベランダ防水リフォームが必要なサイン

防水層の劣化が進むと雨漏りのリスクが高まるため、ベランダの防水工事は定期的に行うことが大切です。こちらでご紹介するベランダ防水工事を行うべきサインを見逃さないよう、日ごろから注意しておきましょう。

床表面の色褪せ

ベランダの床が新築当初に比べて色あせてきたと感じたら、それは劣化のサインかもしれません。特に、日当たりの違いによって色ムラが目立つようになった場合は、防水層が傷んでいる可能性があるため注意が必要です。まだ表面だけの変化であれば深刻な劣化には至っていないこともありますが、放置すると防水層まで傷み、張り替えが必要になることも。入居時の写真と比較しながら、定期的なチェックとメンテナンスを心がけましょう。

目立つひびや剥がれ

ベランダの床にひび割れや床材の剥がれが見られたら、防水層が劣化しているサインです。浅いひびでも放置すれば徐々に広がり、やがて雨水が浸入して雨漏りや内部の腐食、シロアリ被害につながるおそれがあります。被害が広がる前に、早めに専門業者に相談して補修や防水工事を検討しましょう。

天井のシミ・雨漏り

ベランダに面した部屋の天井や壁に雨染みができていたり、床から階下へ雨漏りしていたりする場合は、防水機能がすでに失われているサインです。このような状態では雨水が建物内部に浸入している可能性が高く、劣化やシロアリの発生を招くおそれがあります。防水工事を行う際には、濡れた箇所をしっかり乾燥させてからでないと、防水層がふくらんで剥がれる原因にもなるため注意が必要です。

断熱性・暖房機能を向上させる

ベランダには周囲から舞い込んだ砂や落ち葉が自然と溜まりやすく、それが原因で雑草やコケ、藻が発生することがあります。これらは防水層の劣化を招いたり、根が防水層に達してダメージを与えたりするおそれがあるため、軽いうちにこまめな清掃を心がけることが大切です。見た目に問題がなくても、防水機能が低下しているケースもあるため、気になる症状があれば早めの点検や防水工事を検討しましょう。

ベランダ防水リフォームの種類

ベランダの防水工事にはいくつかの種類があり、それぞれに異なる特長があります。劣化の程度や使用環境に応じて最適な工法を選ぶことが大切です。こちらでは、それぞれの工法について詳しくご紹介します。

ウレタン防水工事

ウレタン防水工事は、ウレタン樹脂を何層にも塗り重ねて防水層をつくる塗膜防水工法です。柔軟性に優れており、温度変化や下地の動きによるひび割れを防ぐ効果があります。比較的費用を抑えられる点もメリットですが、紫外線による劣化が早く、10~15年ほどで再施工が必要なため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

FRP防水工事

FRP防水工事は、ガラス繊維を含むシートを床に敷き、その上から樹脂を塗って硬化させる塗膜防水の一種です。バスタブや自転車の部品、ロケットにも使われるほど、防水性だけでなく軽さと高い強度を兼ね備えています。耐候性や耐久性に優れ、15年から20年ほど長持ちするため、初期費用はやや高めでも長期的にはコストパフォーマンスに優れた工法と言えます。

シート防水工事

シート防水工事は、ベランダの表面に専用の防水シートを貼り付ける工法で、耐久性はおよそ10年から15年程度です。施工が比較的簡単で工期も短く、既存の防水層の上から施工できる場合も多いため、撤去費用を抑えられるメリットがあります。メーカー製のシートを使うため防水性能が安定しており、紫外線にも強く、広い面積のベランダにも適しています。シートの寿命が近づくとひび割れが生じることがあるため、定期的な交換が必要です。

ベランダ防水リフォームの必要性

雨漏りを防止する

ベランダや陸屋根はフラットな形状のため水はけが悪く、もともと防水処理が施されていますが、経年劣化によってその効果が弱まると雨水が建物内部に浸入しやすくなります。特に外部にむき出しのベランダは雨風や雪にさらされるため、適切な防水がされていないと、雨漏りを引き起こし、天井や壁にシミや汚れが生じて室内環境にも悪影響を及ぼします。

建物を長持ちさせる

風雨や紫外線にさらされる場所では、防水層が徐々に劣化していきます。劣化が進むと雨水が内部に浸透し、木材の腐食や鉄筋の錆びを招くことも。こうしたダメージは建物全体の寿命を縮める原因に。防水工事を定期的に行うことで、構造部分の劣化を防ぎ、安心して長く住み続けることができます。

健康への悪影響を防ぐ

防水性能が低下すると湿気がたまりやすくなり、室内にカビが発生しやすくなります。カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性もあり、家族の体調に悪影響を与えるリスクがあります。

まとめ

ベランダの防水は雨漏りを防ぐだけでなく、雨水の浸入によってシロアリの発生や柱の腐食など建物の劣化を招くため、とても重要です。特にコンクリートや木材など吸水性の高い素材は防水層の劣化が進みやすいため、定期的な点検と防水工事が欠かせません。ベランダの形状や床材に合ったリフォームを専門業者と相談し、早めの対策を心がけましょう。

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