リビングにおこもりスペース「ヌック」!メリットやリフォームのポイントについて
- リフォーム豆知識

みなさんは「ヌック」という言葉をご存知ですか?ヌックとは、家の中にあるちょっとしたこじんまりとしたスペースで作られる「居心地の良い空間」を指し、その空間で得られる“おこもり感”が心地よいと評判です。最近では、このヌックスペースを間取りに取り入れる住宅が増えており、上手に活用することでおうちでの生活がさらに充実し、より楽しめるようになります。
今回は、おこもりスペース「ヌック」!について、メリットやリフォームのポイントをご紹介します。
ヌックを取り入れるメリット
ヌックはさまざまな目的で活用できる空間です。こちらでは間取りにヌックを取り入れることで得られるメリットについてご紹介します。
家族と過ごしながら、個人の時間を作れる
ヌックがあれば、家族の気配を感じつつ、ひとりの時間にも集中できる空間を作ることができます。リビングで家族がテレビを見ている間にヌックで読書や作業に没頭したり、狭い空間で守られている感覚を味わったりすることができ、居心地の良さが特徴です。
また、ヌックは個室のように誰か専用の空間になることはなく、リビングや廊下などのパブリックな場所に設けることで、家族全員が気軽に使えるスペースになります。このため、家族とのつながりを感じながら、それぞれの好きなことに集中できる理想的な場所となります。
さまざまな目的で活用できる
特定の目的だけでなく、多目的に活用できる柔軟な空間です。家族の気配を感じながらひとりの時間を過ごしたり、リモートワークや趣味の時間を楽しんだりすることができるほか、勉強や家事、読書などにも最適です。こぢんまりとした空間は、落ち着いて集中できる環境を提供し、家族全員が気軽に使えるスペースとして重宝します。
空間にメリハリが生まれる
広い空間では、壁が続くとどうしてものっぺりとした印象になりがちですが、ヌックを取り入れることで立体的なメリハリを生み出せます。ヌックは空間に個性を加え、印象的で洗練された雰囲気を作り出すため、視覚効果で空間を広く感じさせることも可能です。平面的な空間にヌックを設けることで、圧迫感を与えずに立体感とメリハリを演出することができます。
ヌックを取り入れるデメリット
ヌックを取り入れる際には、メリットだけでなくデメリットについても理解しておくことが重要です。
ヌック分の面積が必要になる
取り入れる際、広い個室ほどのスペースは不要ですが、面積を確保することで他の空間が狭くなります。デッドスペースを活用することで、この問題を解決できます。例えば、空間の上に作ったりロフトのようにすることで無駄なスペースを有効に使えます。
ヌックが居室を狭くしたり、収納が足りなくなる可能性もありますが、デッドスペースを利用すればこの問題を避けられます。間取り全体のバランスを見て、ヌックを設けることで居室が窮屈にならないか、収納に影響がないかを確認しましょう。
コストがかかる
ヌックを間取りに取り入れるには、工事費や材料費が追加でかかります。ベンチやデスクを設置する程度であれば比較的手頃に作れますが、小上がりや間仕切り壁を設けると費用が増えます。
また、快適に使うためには換気設備や空調、採光窓、照明なども必要となり、これらの設備費用も考慮する必要があります。特に、リーディングヌックや趣味のスペースの場合、造作家具の費用もかかることがあります。費用とのバランスを見て、ヌックが本当に必要かを判断してから導入を決めましょう。
ヌックを取り入れる際に知っておきたいポイント
ヌックを取り入れる際には、サイズや設備の選び方に注意しないと、使い勝手が悪くなりデッドスペースになってしまうことがあります。後悔しないためにも、設置前に押さえておくべきポイントを確認しておきましょう。
具体的に活用するイメージをしておく
ヌックを取り入れる際、デザインが素敵だからという理由だけで作ってしまうと、最終的にあまり使わず、物置になってしまうことがあります。ヌックはさまざまな用途に使えるといっても、実際に自分の生活スタイルに合わせてどのように使うかをイメージしておくことがとても大切です。
どんな場面で、どんな使い方をするのかを考えた上で、その空間を設けると無駄なく活用できます。また、ヌックありきで間取りを考えるのではなく、どのように過ごしたいかという視点を基にすることで、実際に使いやすく、居心地の良いスペースが作れるのです。
落ち着く、こぢんまりサイズで居心地を重視
ヌックを活用する際は、“おこもり感”を大切にしつつ、周囲とは適度にゾーニングすることがポイントです。完全な個室にするのではなく、少し開放感を残すことで、落ち着きながらも使いやすい空間になります。広すぎると、集中力が途切れたり、くつろぎの空間として不便に感じることがあるため、2~3畳程度の広さが理想です。理想的なヌックを作るためには、自分にとっての居心地のよい空間を想像し、具体的なイメージを持って間取りを決めると良いでしょう。
ひとつの空間にとして、認識できるようにする
ヌックを取り入れる際には、周囲とつながりを持ちつつも、しっかりと別空間として認識できるようにすることが大切です。壁や扉で仕切るのではなく、天井を低くしたり床を一段上げるなど、ゆるやかにゾーニングすることで、閉鎖的にならずにおこもり感を出すことができます。デザイン性を高めるために、入口をアーチや三角形にしたり、床の仕上げを変えたりするのも効果的です。このようにすることで、周囲との違いが際立ち、集中力や気持ちの切り替えが生まれる空間になります。
まとめ
ヌックは、家の中で個人の時間を大切にできる居心地の良い空間として、多くの魅力を持っています。小さなスペースでも、工夫次第で読書やリラックス、趣味の時間を楽しむ特別な場所に。さらに、家族や友人との交流を深め、暮らしの質を向上させることができます。こぢんまりとした空間で、ひとりの時間を過ごしたり、家族とつながりながら集中したりできるヌックは、個性的で洗練された雰囲気も演出可能です。リビングダイニングに取り入れ、メリハリのある空間を作る参考にしてみてください。