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床暖房リフォーム!メリットや事前に知っておきたいポイントについて

床暖房リフォーム!メリットや事前に知っておきたいポイントについて

冬の冷たい床に足を置くと体に寒さが伝わり、ゾクッとすることはありませんか?そんなときに快適さをもたらすのが床暖房です。床暖房は、リフォームでどんな家でも設置可能で、足元から部屋全体をぽかぽかと温めてくれるため、エアコンやストーブなしでも暖かさを保てます。また、安全性が高く、赤ちゃんやペットがいる家庭やご高齢の方にも人気です。

今回は、床暖房リフォームについて、メリットや事前に知っておきたいポイントについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

床暖房の種類

リフォームで設置できる床暖房には「電気式床暖房」と「温水式床暖房」の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。設置場所や用途に応じて、違いを理解し、最適なタイプを選びましょう。

電気式床暖房

床材の下に電熱線パネルを敷き、電気で発熱体を温める仕組みです。設置費用が比較的安く、施工も簡単なため、キッチンや脱衣所などの狭い場所や、朝晩の短時間だけ使用する方に適しています。

ただし、ランニングコストは割高で、長時間使用すると低温やけどのリスクがあるため注意が必要です。また、製品によっては温度を自動調整する機能もあり、利便性が高まっています。

温水式床暖房

床下に敷いた配管に電気やガスで温めたお湯を流して部屋全体を均一に暖める方式です。温度ムラが少なく、少量の電力で稼働するため、月々の電気代も抑えられる傾向にあります。また、床の表面温度は最高でも40度程度で、低温やけどのリスクが少なく安全です。太陽光や排熱を利用できる商品もあり、光熱費の節約に役立ちますが、設置費用は電気式に比べて割高です。広いLDKや在宅時間が長い方、ペットやお子さんがいる家庭に向いています。

床暖房リフォームのメリット

床暖房リフォームをするメリットについてご紹介します。

部屋全体をまんべんなく暖めることができる

床暖房は足元だけが暖かくなるイメージがありますが、実際には輻射熱(ふくしゃねつ)の働きで室内全体を均一に暖めます。床から発せられる赤外線が壁や天井に反射して広がり、部屋全体を心地よく温める仕組みです。この原理はサウナでも使われており、空間全体を暖めることができます。

空気や肌が乾燥しにくくなる

エアコンで部屋を暖めると乾いた風が出るため、湿度が下がりやすく、肌や喉が乾燥しやすくなり、風邪を引きやすくなることもあります。一方、床暖房は空気中の水分を蒸発させにくいため、湿度が保たれやすく、乾燥をほとんど感じません。そのため、加湿器を使う手間やコストも抑えられ、快適な温かさを維持できます。

日常的なメンテナンスが少ない

電気式床暖房は、基本的に日常的なメンテナンスが不要で、エアコンやストーブのように掃除や給油といった手間も省けます。電気式床暖房はシンプルな構造で、ほとんどメンテナンス不要で長期間使用可能です。一方、温水式の場合でも、10年に1度の不凍液交換や、約15年ごとのユニットの交換程度で済むため、メンテナンスの負担が少ないのが特徴です。

インテリアの邪魔にならない

床暖房の大きな特徴は、空間の見た目を変えないことです。エアコンはデザイン性が高いものが増えていますが、その大きさから存在感があり、隠すのは難しいです。また、ヒーターは機能性重視のため、インテリアと調和しにくいです。

対照的に、床暖房は床に埋め込まれているため設置スペースを取らず、使用しない時期にも片付ける必要がないため、手間が省けます。さらに、コードやコンセントを使わないため、子どもや高齢者にとっても安全で、インテリアの邪魔になりません。

リフォーム前に知っておきたいポイント

床暖房は、設置を考慮せずに施工すると失敗する可能性があるため、施工後に後悔しないように注意が必要です。特にリフォームを行う際に、いくつかの重要なポイントを把握しておかないと、知らずに無駄なコストが発生することがありますので、慎重に進めることが大切です。

必要な設置範囲を決めておく

床全体に設置する必要はなく、大きな家具や家電を避けた床面の5~7割を設置することで十分に暖かさを保つことができます。設置場所を考慮せずに施工すると、不要な部分まで温めて光熱費が増加する恐れがあるため、足が直接触れない場所や日当たりの良い場所については慎重に検討することが重要です。

普段長く過ごすリビングなどの生活空間を中心に、予算に応じて設置範囲を決め、家具の下に設置した場合には熱がこもることを考慮して配置を考えることが推奨されます。

家の断熱性を確認する

床暖房のリフォームを行う前に、住宅の断熱性能を確認することが重要です。断熱性が低い住宅では、床暖房の設置だけでは十分な暖かさを得られないことがあります。特に、築年数の古い木造住宅は、最近の住宅に比べて断熱性能が劣るため注意が必要です。床暖房を設置する際には、断熱材の追加や二重窓の設置など、断熱工事を検討することも考慮に入れましょう。

床暖房に対応した床材を選ぶ

床暖房を導入する際は、熱に強いフローリング材を選ぶことが重要です。床暖房専用の材質が最適で、普通の複合フローリングや無垢フローリングは熱に弱く、反りやヒビが生じることがあります。竹フローリングや挽板フローリングは、温度変化に強く、熱伝導も良好です。床材の選定には注意が必要で、無垢フローリングやコルクは床暖房に適していない場合があります。希望する床材が適しているか事前にリフォーム会社に確認し、既存の床材によっては全面張り替えが必要になることもあるため、費用が増加することがあります。

まとめ

床暖房のリフォームを行うことで、冬の生活が大いに快適になります。施工には1~4日程度かかりますので、思ったよりも手軽に取り入れることができます。もし床の張り替えを検討しているのであれば、ぜひその際に床暖房の導入も考えてみてください。

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