家のリフォーム箇所ってどれくらいあるの？

家のリフォームというと、どんなことを思い浮かべるでしょうか？リビングの全面改装、キッチンのリフォーム、あるいは屋根の補強や防水対策など、さまざまな選択肢があります。見た目を変えるだけでなく、内部の劣化を補修することもリフォームの重要な部分です。そこで、主なリフォーム箇所を以下にまとめました。

内リフォーム箇所

玄関
リビング
ダイニング
バスルーム
キッチン（水回り）
トイレ
柱
床
壁紙収納　など

外リフォーム箇所

外壁
外構
屋根
基礎
断熱
耐震　など

リフォームの優先順位

安全性を確保するリフォームを最優先

①耐震リフォーム
地震が多い日本では、耐震性の低い家は倒壊のリスクが高まります。そこで、耐震診断を受けることが重要です。専門業者による診断で建物の耐震性能を確認し、必要であれば補強工事を行いましょう。特に、自治体によっては無料で診断を提供していることもあるので、まずはチェックしてみてください。診断の結果、耐震補強が必要とされた場合には、国や自治体の補助金や税制優遇を活用できるかどうかも確認すると良いでしょう。

②屋根・外壁リフォーム
屋根や外壁は、劣化が目につきにくい箇所です。しかし、外壁や屋根に不具合や劣化があっても、内装や設備が問題なくても、お住まい全体の劣化が進行し、雨漏りや構造体の腐食などが発生することがあります。その後で対処すると、大規模な修繕が必要になることもあります。大切な住まいを守るためにも、定期的な点検と修繕計画の検討をお勧めします。

省エネ・快適な暮らしやすさ保つリフォーム

①断熱リフォーム
窓や玄関は住宅内で熱の出入りが大きい箇所です。快適な室温を保ち、冷暖房費を節約するため、近年では断熱窓や断熱ドアへのリフォームが増加しています。地球環境保護の観点からも、これらの改修は国や地方自治体の補助金や助成金の対象になることがあります。

②水まわりリフォーム
キッチン、浴室、トイレ、洗面所は日常生活で欠かせない水まわり設備です。使用頻度が高いため、機能面での不便がストレスとなりやすい箇所でもあります。最新の設備は省エネ性能が高く、リフォームすることでランニングコストを削減できる可能性もあります。

また、バリアフリー対策は、高齢者や小さなお子様がいる家庭にとってとても重要です。段差を解消したり、手すりを設置したりすることで、安全で快適な住環境を確保できます。

リフォームの優先順位を決めるメリット

リフォームを成功させるためには、どの部分をいつ、どのように改修するかを明確にすることが重要です。優先順位を決めることには、以下のメリットがあります。

リフォーム内容を相談しやすく、スムーズに

リフォームの優先順位を決めておくことは、業者とのコミュニケーションを効率化します。具体的な改修計画があれば、業者に対して明確な指示が可能になり、要望に応じた提案もスムーズに進められます。それにより、自分たちのニーズに合ったリフォームが実現しやすくなります。また、リフォームの進行中に問題が発生しても、優先順位が決まっていれば迅速に対応でき、プロジェクトの遅延も防ぐことができます。

予算・費用を決めやすくなる

リフォームの優先順位を明確にすることで、必要な作業を最優先で進め、限られた予算内で最大の効果を得ることができます。例えば、屋根や外壁のリフォームは保護と防御の観点から先行することが一般的で、これにより内部の損傷を防ぎ、全体の修繕費用を抑えることが可能です。また、リフォーム箇所を事前に明確にすることで、複数の業者から正確な見積もりを取得しやすくなります。これにより、予算超過のリスクを減らし、資金計画を効率的に管理できます。さらに、緊急な修繕と計画的な美観向上のリフォームを区別することで、段階的に予算を配分することも容易になります。

まとめ

リフォームを成功させるためには、優先順位を決めることが大切です。設備の状態や生活の利便性を考慮しながら、外装から内装へと段階的に進める計画を立てると効果的です。優先順位を明確にすることで、見積もりや費用の予定も立てやすくなり、業者との具体的な打ち合わせもスムーズに進みます。このように計画的に進めれば、限られた予算内で最良の結果を得られ、長期的に快適な住環境を保つことができます。自分たちの暮らしに合ったリフォームの優先順位を考え、ゆっくりと進めていきましょう。