夏の「西日」が痛い!お部屋の温度をグッと下げるガラス選びのコツ
- リフォーム豆知識
厳しい暑さが続く8月。
特に夏の午後は、窓から差し込む強烈な「西日」に悩まされていませんか?
「エアコンをフル稼働しているのに、部屋が涼しくならない…」というのは、真夏によく聞くお悩みのひとつです。
今回は、そんな真夏の西日の暑さを解決し、お部屋を快適にする窓リフォームの秘密をお届けします。
夏の西日はなぜ暑い?
「お昼の太陽よりも、夕方の西日のほうがジリジリと暑く感じる…」
実はこれ、自然の仕組みに基づいた明確な理由があります。
なぜ夏の西日はこれほどまでに強烈なのか、その原因とお部屋に与える問題点を詳しく見ていきましょう。
西日は「低い角度」で部屋の奥まで届く
お昼の太陽は真上近くにあるため、バルコニーの軒やひさし、ベランダの屋根で日差しを遮ることができます。しかし、夕方の西日は太陽の位置が低くなるため、ひさしを完全にすり抜けて窓からお部屋の奥深くまでダイレクトに差し込んできます。
日差しが部屋の床や壁に直接当たる面積が広くなるため、室内全体が温められやすくなってしまうのです。
外気が温まりきっている
西日が差し込む午後2時以降は、朝からの強い日差しによって外の気温だけでなく、道路のアスファルトや建物の外壁自体が熱をたっぷり蓄えて、最高温度に達している時間帯です。
外の空気が「温まりきった状態」のところに、さらに低い角度から太陽の熱が加わるため、体感としてお昼以上の強烈な暑さ(ジリジリ感)を感じることになります。
お部屋の暑さの「約7割」は窓から侵入している
一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会のデータによると、夏の冷房時に屋外から室内へ入ってくる熱の約73%が窓などの開口部から侵入していることが分かっています。また、部屋の中に一度入ってしまうと熱がこもってしまい、冷房がなかなか効きません。
一般的な1枚ガラスの窓は、太陽の熱をそのまま室内に通してしまうため、強烈な西日がお部屋の温度を跳ね上げる原因になっています。
部屋の温度を下げるなら、窓のリフォームがおすすめ
窓ガラスを「遮熱高断熱複層ガラス」へリフォームする
西日の強烈な熱線を防ぐために、最も効果的な解決策が窓ガラスの遮熱リフォームです。
現在ある窓の内側にもう一枚窓を重ねる「内窓(二重窓)の設置」や、ガラス自体を「遮熱高断熱複層ガラス(Low-Eガラス・遮熱タイプ)」へ交換する方法です。
特におすすめなのが、遮熱高断熱複層ガラス。特殊な金属膜がコーティングされており、太陽の熱線(赤外線)を窓際で反射・吸収してくれます。
窓の外側で直射日光を遮る「外付けサンシェード」の併用もおすすめ
外付けのサンシェードは風通しもよく、カーテンやブラインドで室内から遮るよりも、窓の外側で遮ることで室温の上昇を抑える効果があるため、エアコンの効きが早くなります。
また、すだれやよしずのように風で飛ばされる心配もなく、使わない時は収納できるため手軽です。
西日から室内の家具や床の日焼けを防ぐ
西日には強い紫外線も含まれています。
毎日浴び続けることで、フローリングが色褪せたり、ソファやカーテンが日焼けし、大事な家具の痛みや劣化の原因にもつながるため、窓をリフォームする西日対策はとても大切なのです。
リフォーム時の注意点
「遮熱タイプ」と「断熱タイプ」の選び間違いに注意する
Low-E複層ガラスには、大きく分けてふたつのタイプがあります。
遮熱タイプは、太陽の熱を外側で反射するタイプ。西日の強い部屋や日差しがダイレクトに当たる南・西側の部屋におすすめです。
断熱タイプは、太陽の熱を適度に取り込みつつ、室内の熱を逃がさないタイプ。日当たりの悪い北側の部屋などにおすすめです。
窓ガラスは、お部屋によって使い分ける
すべての窓を一律に「遮熱タイプ」にしてしまうと、冬場に日差しを取り入れて暖かくしたい部屋まで寒くなってしまうことがあります。ぜひ、リフォームのプロと相談しながら最適な窓ガラスを使い分けましょう。
まとめ
夏の西日対策には、日差しを部屋に入れない「窓まわりの遮熱」が最も効果的です。
特殊な金属膜を持つLow-Eガラスへのリフォームは、エアコンの冷房効率を高め、西日の痛い暑さからおうちを守ってくれます。お部屋のガラスを見直して、夏の午後も涼しく快適に過ごせる住まいづくりにチャレンジしませんか?