LED照明への交換!メリットや事前に知っておきたいポイントについて
- リフォーム豆知識
LED照明は家庭用として広く使われる一方、マンション共用部や工場・オフィスでも電気代節約のため導入が増えています。交換時に工事が必要なケースもあるため、生活への影響やリスクを把握し、交換後のイメージを持つことが大切です。
今回は、LED照明に交換するメリットや事前に知っておきたいポイントについて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
LED照明に交換するメリット
こちらでは、LED照明に切り替えることで得られる多くのメリットについてご紹介します。
消費電力が少なく、電気代節約につながる
白熱電球や蛍光灯に比べて発光効率が高く、少ない消費電力で同等の明るさを実現できるため、省エネによる電気代節約に役立ちます。また、交換により省エネ効果が高まり、経済的にお得で、お部屋の雰囲気を演出するメリットも得られます。
蛍光灯より寿命が長い
白熱電球が約1,000~2,000時間、蛍光灯が約13,000時間の寿命であるのに対し、LEDは約40,000時間使用可能で、1日10時間点灯しても約10年持続します。これにより、電球交換の手間や高所での交換費用も大幅に削減でき、さらに消費電力も白熱電球の約20%と非常に省エネです。
虫が寄り付きにくくなる
照明に虫が集まる原因の一つは、光に含まれる紫外線です。白熱電球や蛍光灯は紫外線を発生させるため、虫が集まりやすくなり、その死骸が照明内部に溜まって故障の原因にもなります。一方、LED照明はほとんど紫外線を含まないため、虫が集まりにくく、屋外の照明にも適しています。これにより、虫の侵入やメンテナンス頻度が減り、故障も少なくなるのがメリットです。
点灯速度が早い
点灯速度が速く、スイッチを入れた瞬間に明るくなるのが特徴です。蛍光灯や水銀灯のように点灯まで時間がかかることがなく、人感センサーとも相性が良いため、マンションの共用部などでも安全性や防犯性を高めるのに適しています。夕暮れ時にすぐに明るくなることで、視認性が向上し、防犯効果も期待できます。
LED照明の種類
こちらでは、お部屋の雰囲気にぴったりのLED照明を選ぶためのポイントと、LED照明の主な種類についてご紹介します。
シーリングライト
天井取り付ける照明で、広い空間を照らすのに最適です。リビングや子ども部屋などのメイン照明にぴったりです。例えば12畳程度の部屋であれば、1台で部屋全体を十分に照らせます。また、明るさや色温度の調整ができるモデルもあり、便利に使える照明です。シーリングライトには、引っ掛けシーリングに取り付けるタイプと、天井に直接固定するタイプがあります。
ダウンライト
天井に埋め込むタイプの照明で、天井からの出っ張りがないため、すっきりとした印象を与えます。広い部屋の補助照明や狭い空間である廊下やトイレに適しており、リビングのシーリングライトを複数のダウンライトに交換する家庭も増えています。また、調光・調色が可能なタイプや、照射角度を調整できるユニバーサルダウンライトなど、さまざまなシーンに対応できる種類が豊富です。
ペンダントライト
天井からコードで吊り下げるタイプの照明で、光量が比較的小さいため補助照明として適しています。おしゃれなデザインが豊富で、空間のアクセントとなり、ダイニングテーブルや吹き抜けの階段、エントランスなどにぴったりです。同じデザインのペンダントライトを複数並べて配置することで、空間をおしゃれに演出できます。
ブラケットライト
壁に取り付ける照明で、階段や浴室、外灯などに使用され、主に間接照明として利用されます。光量が抑えめで、明るい光を直接発しないため、雰囲気作りに適しており、お部屋のアクセントにもなります。LEDブラケットライトは配光の自由度が高く、光の広がり方を自由にデザインできるため、リビングや寝室などでやわらかな光を楽しむことができます。
リフォーム前に知っておきたいポイント
LED照明へ交換する前に、最低限おさえておきたいポイントをご紹介します。
明るさが確保できるか
照明の役割は部屋を明るく照らすことです。まずは部屋の明るさが十分に確保されているかを確認することが大切です。シーリングライトの場合、適用畳数が記載されているので、それに合った器具を選べば簡単に適切な明るさを確保できます。リビングなど広い部屋では、主照明に加えてダウンライトなどの補助照明を設置することで、思ったより暗くなるというトラブルを防げます。
おしゃれな空間を演出できるか
リビングなど、おしゃれな雰囲気を作りたい部屋では、照明のデザインにこだわることが重要です。メインの照明に加えて、補助的な照明を配置することで、よりスタイリッシュな空間を演出できます。例えば、シーリングライトとダウンライト、またはシーリングライトとブラケットライトを組み合わせることで、雰囲気に変化をつけるのがポイントです。ダウンライトを壁に近づけて、アクセントウォールを照らす演出もおすすめです。
まとめ
自宅の照明をLED照明に変えることで、長寿命と低消費電力を活かして節電やコスト削減が可能になります。LED照明のメリットを把握し、今後の生活を考え、最適な方法での切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。