玄関ドアリフォーム!検討する際に知っておきたい情報まとめ
- リフォーム豆知識
玄関ドアは家全体の印象を決定づける重要な要素ですが、さまざまなタイプがあり、リフォーム時にどれを選ぶか迷うこともあります。玄関ドアは単なる出入り口ではなく、お住まいの「顔」とも言える部分です。日常的に開け閉めすることで、経年劣化や汚れ、建て付けの不具合が生じることもあります。
今回は、玄関ドアに不便を感じてリフォームを考え始めた方に向けて、まず知っておくべき情報をまとめてご紹介します。
玄関ドアリフォームの種類
ここでは玄関ドアの種類とそれぞれの特長をご紹介します。
片開き・一枚ドア
1枚の扉が左右どちらかに開く最も基本的な玄関ドアで、アパートやマンションのように玄関の広さに制限がある場所に多く見られます。この形状は室内ドアとしても一般的で、多くの人が「ドア」と聞いて思い浮かべるタイプです。狭いスペースでも設置可能という利点がありますが、大きな家具の搬入や車椅子の利用には不便さを感じることがあります。
両開きドア
2枚の扉で開閉するこの玄関ドアは、大人数が出入りする建物やホテル、高級店舗、オフィスなどでよく使用されます。一般家庭に取り入れると豪華な印象を与えることができますが、開閉スペースには十分な広さが必要です。
親子ドア
2枚の異なるサイズの扉から成る玄関ドアで、通常は小さな「子ドア」をロックし、大きな「親ドア」をメインで使用します。大きな荷物や来客時にはロックを外して、広い間口を確保できます。主に戸建て住宅で使用されるこのドアは、片開きの親ドアと子ドアの2枚構成により、見た目も立派で、開口部が広くなるため、大きな荷物の出し入れにも便利です。玄関ドアのスペースに余裕がある場合は、ぜひ検討したいタイプです。
引き戸
引き戸は扉が横にスライドするため、玄関のスペースを広く使え、車椅子やベビーカーの出入りがスムーズになるのが特徴です。しかし、既存のドアが開き戸の場合は、壁を壊す必要があるため、引き戸へのリフォームは玄関ドアだけのリフォームとしてはあまり一般的ではありません。
玄関ドアリフォームの設置方法
こちらでは、玄関ドアのリフォームはどの様な施工方法があるのか見ていきましょう。
カバー工法
既存のドア枠の上に新しい枠をかぶせるのが、現在主流の工法です。この方法は壁を壊す必要がないため、工期が短く、最短で1日で工事が完了します。大掛かりな工事が不要で工事費も抑えられるため、経済的です。短期間で最新のドアが新しい家の顔に生まれ変わります。
ドア枠を交換する
ドア枠が歪んでいる場合、カバー工法では対応できないことが多く、その場合はドア枠ごと交換するリフォームが必要です。玄関周りの壁や床を解体する工事は、費用が高く、工期も長くなります。
最新の玄関で暮らしが変わる?
家を建ててから数十年が経ち、同じ玄関ドアのままで不便を感じていませんか?時代の進化に伴い、玄関ドアも進化しています。
こちらでは、最新の玄関ドアにはどのような機能があるのか、ご紹介します。
高い防犯性能
扉が閉まると自動的に鍵がかかるオートロック機能や、ピッキングに強い2ロック仕様、破壊に強い安全合わせガラスなど、高い防犯性能で家族をしっかり守ります。
断熱性能省エネを実現する
断熱素材と構造により、外気の侵入を抑え、夏は涼しく、冬は暖かく快適な空間を実現します。玄関ドアの断熱性を高めることで、家全体の断熱効果が向上し、光熱費の削減にもつながります。お住まいの地域に応じて、高断熱仕様、断熱仕様、またはアルミ仕様からお選びいただけます。
快適に過ごせる採風性能
最近では室内の換気が重視されるようになり、採風機能を備えた玄関ドアが人気です。ドアを閉めたままでも自然の空気を取り込める通風ドアを選べば、玄関の空気がリフレッシュされ、快適な環境が保たれます。
まとめ
玄関ドアに不便を感じてリフォームを検討している方へ、まず知っておくべき基本情報をまとめてご紹介しました。玄関は家の“顔”とも言われ、お客様を迎えたり、帰宅時にほっとできる大切な場所です。玄関ドアのリフォームで快適な生活を手に入れましょう。デザインも豊富にありますので、お気に入りの“顔”を見つけてください。