洗面化粧台の寿命・買い換えるタイミング

一般的に、洗面化粧台の寿命は10年から20年程度とされています。しかし、具体的な寿命は使用頻度や使い方によって異なり、耐用年数よりも早く劣化が進むことも少なくありません。
洗面ボウルにひびが入っている、蛇口や排水管から水漏れがあるなどの明らかな問題がある場合は、できるだけ早く新しいものに交換することをおすすめします。

では、実際にどのような症状が見られる場合に洗面化粧台を交換するべきなのでしょうか？ここからは、洗面化粧台を交換する適切なタイミングについてご紹介します。

蛇口からの水漏れ

水を止めても蛇口から水が漏れている場合、蛇口部分の劣化が考えられます。ゴムパッキンだけが劣化しているなら、パッキンの交換だけで修理が可能です。しかし、他の部分にも故障が見られたり、パッキンの交換後も水漏れが続く場合は、洗面化粧台全体の交換を検討する方が良いでしょう。

洗面ボウルにひび割れ

洗面ボウルの素材には、陶器、ホーロー、人工大理石などがあります。陶器は最も一般的に使用されており、高級感のあるデザインが特徴です。しかし、衝撃に弱く、割れやすいという欠点があります。
特に、重いものや硬いものを落とすとひび割れやすいため、陶器の洗面ボウルを使用している場合は注意が必要です。

排水溝・シャワーヘッド、ホースの破損

排水管の水の流れが悪くなり、つまりを感じた場合は、排水管の交換を検討するタイミングかもしれません。また、長年の使用により、シャワーヘッドが戻りにくくなるなどの問題が起こることがあります。排水溝やシャワーヘッドからの水漏れが発生した場合は、早めの交換をお勧めします。

洗面化粧台の種類

洗面化粧台にはさまざまな種類がありますが、一般的なものとしては以下の3種類があります。

ユニットタイプ

一体型のユニットとして設置されるタイプです。洗面台、収納スペース、鏡、照明などが一体化しており、取り付けが比較的簡単です。このタイプは、コンパクトな空間や設置スペースが限られている場所に適しています。また、デザインや機能が統一されており、統一感のある洗面所を演出することができます。
ユニットタイプは洗面化粧台は最も一般的であり、一軒家でも賃貸でも頻繁に見かけます。

カウンタータイプ

壁に取り付けたカウンターに洗面ボウルや鏡などを組み合わせて設置するスタイルです。洗面所の広さやデザインに合わせて柔軟に調整できますが、カウンターがベースとなるため、通常は収納棚が付いていないことが多いです。収納スペースは少ないものの、シンプルで洗練されたデザインを求める方に適しています。

システムタイプ

壁沿いにカウンターを設置し、好みの水栓やボウル、鏡などを自由に組み合わせることができるタイプです。このタイプの最大の利点は、デザインの幅が広く、自分だけのオリジナル洗面化粧台を作れる点です。パーツを自由に組み合わせることで、独自のデザインを実現できます。また、カウンターのサイズも洗面所の幅や奥行きに合わせて選べるため、どんな間取りにも対応しやすいのが特徴です。

洗面化粧台にかかる費用相場

選ぶタイプや仕様によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

ユニットタイプ　約10〜30万円
カウンタータイプ　約15〜40万円
システムタイプ　約20〜50万円

古い洗面化粧台の撤去費用や追加の配管工事費などが発生することもあるため、見積もりを依頼する際には全ての費用を確認することが重要です。

まとめ

毎日使う洗面台の使い勝手が悪いと、予想以上にストレスを感じることがあります。洗面化粧台に劣化が見られた場合は、早めの修理が賢明です。

洗面化粧台は、様々なメーカーから豊富な既製品が販売されており、価格も手ごろです。収納のタイプや水栓のデザインなど、自分の好みに合ったものを選びましょう。
洗面化粧台を選ぶ際には、間口や奥行き、高さなどのサイズも重要です。間取りに最適な商品を選ぶことで、洗面所の使い勝手が向上し、デッドスペースを最小限に抑えることができます。ぜひ、リフォーム会社に相談して、最適な洗面化粧台を提案してもらいましょう。